福岡・筑後のファーム施設で30日に行われた2軍練習中、通算300本塁打まであと3本に迫っているバレンティンが1軍デビューを目指すリチャードにアドバイスを送る場面があった。
ネットに向かってティー打撃をしているリチャードの元にバレンティンが近寄り、バットを振り抜く際の軌道などを丁寧に説明。同じ右打ちで大砲候補として期待されているリチャード
は真剣な表情でアーチ量産の”極意”に耳を傾けていた。
来日後の待機期間を終え今月中旬にファームに合流したバレンティンは、今季初実戦だった16日の2軍戦で1打席目に本塁打。29日まで8試合で25打席に立ち打率2割1分7厘ながら放った安打5本のうち4本が本塁打、三振は3となっている。
4年目のリチャードは今春のキャンプをA組(1軍)で過ごしたが対外試合で結果を出せずオープン戦途中で2軍へ。開幕1軍には入れず、2軍戦ではいずれもウエスタン・リーグでトップの6本塁打、20打点(29日現在)の成績を残している。
(取材=林竹里美)