◇西武2-1ソフトバンク(16日・メットライフドーム)
天敵右腕を打ち崩せなかったソフトバンクが1日で首位の座を明け渡した。
2019年から7連敗中だった西武・高橋と今季2度目の対戦。初回にグラシアル のソロで幸先よく先制したが、2回以降は散発2安打でホームを踏めないまま7回まで投げ切られた。8回は平良、9回は増田の勝ちパターンで逃げ切られ、高橋には通算8連敗。8回途中まで4安打2失点と好投した先発の石川は援護なく今季2敗目を喫した。
ソフトバンクは西武と今季初顔合わせだった2日からの本拠地3連戦で全敗しており、これで4連敗。このカードの開幕4連敗は2009年以来だがこの年は2戦目の引き分けを挟んでおり、4戦4敗となると南海時代の1982年に開幕から6戦6敗して以来となった。同年は西武でプロ人生をスタートした工藤監督の現役1年目。南海にとってはこの年からダイエー時代の2002年まで21年連続で西武に負け越すという屈辱の起点となるシーズンだった。