◇ウエスタン・リーグ 中日0-2ソフトバンク(16日・ナゴヤ)
6番手で登板した田中正義投手(26)が負傷降板した。
2-0の9回にマウンドへ。先頭打者に四球を与え、2人目の打者を一塁へのゴロに打ち取った際、マウンドから左足を引きずるようにして下りて一塁ベースカバーへ向かった。アウトは取ったものの、異変を受けてベンチからトレーナーらが駆け寄り状態を確認。そのまま歩いてベンチへ戻り、交代となった。
試合後、藤本2軍監督は「重くないけが。本人はけがを過去にたくさんしてきたので、怖さがあったと思う。大事をとって代えた」と軽傷を強調。アイシングなどで治療したとみられ、今後も痛みが引かなければ病院で検査を受けることになりそうだ。
6球団競合のドラフト1位で入団して5年目の田中は、1軍では18年に10試合、19年に1試合に登板して通算0勝1敗。昨年は右肘を痛め登板なしに終わったが、シーズン終盤にファームで復帰して最速156キロをマークするなど剛球を繰り出していた。今季2軍戦では15日時点で5試合で防御率1・59、1セーブと好投を続けていた。
(取材=米多祐樹)