◇ソフトバンク4-3オリックス(15日・ペイペイドーム)
守護神不在のピンチを「変則方程式」で乗り切ったソフトバンクがリーグ最速の10勝目を挙げて首位に浮上した。
1点リードの6回から継投に入り、泉、津森、嘉弥真、岩崎に続いてモイネロが9回のマウンドへ。1死から連打を浴びたものの、最後は吉田正を内野フライに打ち取った。モイネロは今季5試合目の登板で、昨年7月以来のセーブをマークした。
抑えの森は左肘の腫れのため試合前にベンチ外が決まっていた。工藤監督は出場選手登録はしないことを明かした上で「腫れていたので時間は空ける。医者からも様子を見た方がいいと言われているので」と説明。16日からの敵地での西武3連戦にも帯同しない予定を強調していた中での1点差試合で、きっちり勝ち切った意味は大きい。
モイネロは「自分が投げたいボールを投げたいコースに投げることができた。ヒットは2本打たれてしまいましたが、0点で抑えることができたしチームが勝てたので良かった」とコメント。エース千賀の離脱で先発ローテのやりくりに苦心する中、救援陣のアクシデントを一丸となってカバーした。