◇ソフトバンク6-5ロッテ(28日・ペイペイドーム)
今季初登板がセーブシチュエーションとなった岩嵜が3年ぶりの白星を前向きに受け止めた。
1点リードの9回にマウンドへ。本来なら抑えの森が登板する場面だが、開幕1、2戦で連投していたためこの試合では初めから投げないことが決まっていた。球威抜群の直球を武器に2死を奪った岩嵜は、代打の角中に安打を許すと菅野に逆転2ランを浴びた。開幕3連勝目前でのまさかの一発に球場が静まり返ったが、直後に川島がサヨナラ打を放った。
ベテランの一打に救われた形の岩嵜は「今日は(川島)慶三さんをはじめ、みんなに助けられた。みんなのおかげでチームは勝ったので下を向くことなく次の試合に向かっていきたい」と感謝した。
理想通りの展開にはならなかったとはいえ、角中への4球目で自己最速を1キロ更新する157キロをマーク。工藤監督は「シーズンの初めは誰も緊張してうまくいかないことはある。今日は打たれたけど、チームが勝ったというところでしっかり切り替えてほしい」と促し、今後の勝ちパターンでの起用についても「変わらずです」と話した。