◇ソフトバンク6-5ロッテ(28日・ペイペイドーム)
チーム最年長、40歳で開幕ローテ入りした和田が今季初登板を「本当に悔しい」と振り返った。
序盤3回を1安打とほぼ完璧な立ち上がり。2点リードの4回に中村奨にソロを浴びたが後続を抑えた。「ストレートも変化球も調子は良かったと思う」との言葉通り、キレのある直球で丁寧にコースを突き6回2/3を5安打3失点と踏ん張った。
悔やんだのは同点の7回だ。簡単に2死を奪い、岡は三塁へのゴロ。三者凡退かと思われたが三塁手の松田がファンブルし、続く藤岡にスライダーを捉えられ勝ち越しを許した。「先制点を取ってもらったにもかかわらず、大事なところで粘ることができなかった。マッチ(松田)のミスをカバーしてあげられなかったことが、本当に悔しい」と振り返った。
白星を挙げていれば40代の投手では球団20年ぶり、先発では91年今井以来で30年ぶりだったがお預け。偉業は次回以降に持ち越しとなったが、工藤監督は「素晴らしかった。ベストのコンディションで投げてくれて、いい集中力と素晴らしい球でチームを勢いづけた」と高く評価した。