福岡県太宰府市で佐賀県の主婦が暴行されて死亡した事件で、傷害致死などの罪に問われている男女2人に、このあと午後から判決が言い渡されます。
起訴状などによりますと、山本美幸被告(42)と岸颯被告(25)は2019年10月、佐賀県の主婦、高畑瑠美さん(当時36)を監禁し、約1カ月にわたって太ももをナイフで刺したり、木刀で殴ったりといった暴行を加えて死亡させたなどとされています。
これまでの裁判員裁判で、山本、岸両被告は、全ての起訴内容を否認し「暴行したのは自分ではない」などと罪を互いになすりつけ合う主張を繰り返してきました。
検察側は「過去に類を見ない極めて悪質な傷害致死事件」だとして、山本被告に懲役23年、岸被告に懲役16年などを求刑。
一方、それぞれの弁護側は共に無罪を主張しています。
判決はこのあと午後3時から福岡地裁で言い渡される予定です。