2021/02/26 17:25
ソフトバンクは26日、宮崎・生目の杜運動公園で1日から行っていた春季キャンプを打ち上げた。
リーグ2連覇と5年連続日本一を目指すナインの仕上がりについて工藤監督は「ほぼほぼ(できた)。あとはゲームをこなしながら。試合に入っていく準備はできた」と手応えを強調した。
キャンプの点数は「現状でいる選手だけでいえば80、90点というところ」という。注釈をつけたのは投手で千賀、東浜、野手では柳田、今宮らがそれぞれコンディション不良の箇所がありA組で打ち上げを迎えられなかったこと、さらに外国人でキャンプ中に合流できたのはモイネロ、スチュワートにとどまり、欠けたピースが多かったからだろう。「自主トレでうまくいかなかった選手、復帰していない選手もいる。これからそういうところも整備していい開幕を迎えられたら」と今後に目を向けた。
目を引いた選手には3人の名前を挙げた。野手では2人。まずは「野手でこの1か月を通して一番元気があったのは川瀬君」と今宮が君臨する遊撃の定位置奪取に挑む6年目内野手を”MVP”とした。さらに、ここ2年の低迷から復活を期す上林だ。「自主トレでやってきたこと、キャンプでやるべきことをできていた。そういう意味でも昨年とは違う上林君がみられるのではという期待がある」と指摘した。
投手では先発ローテ入りを目指す3年目右腕だ。「貪欲にやっているのは杉山君。しっかり課題をもってやってきている、何とか彼の成長がみられてオープン戦で結果が出てきてくれれば」と飛躍の予感を漂わせる剛腕に視線を寄せた。
チームは27、28日に宮崎でオリックスとの練習試合を終えた後に福岡へ戻り、オープン戦に臨む予定だ。
最新の福岡のニュース