2021/02/25 17:35
【練習試合】ソフトバンク0-0ロッテ(25日・宮崎アイビースタジアム)
先発マスクをかぶった甲斐拓也捕手が貫禄を見せつけた。
6回まで出場して武田、森、大竹とのバッテリーで無失点。4回1死一塁では一走藤岡のスタートに反応し、森が投げたのはかなり低めへのカーブだったが強肩「甲斐キャノン」を発動して二盗を阻止。大竹と組んだ5回は1死から加藤に安打を許したが、走者の動きを見逃さず次打者への2球目で鋭いけん制球を投げてアウトした。
藤岡の盗塁を阻止したプレーについて、取材に応じた森は「僕のクイックが遅かったので間に合わないと思ったけど、さすが甲斐様。ありがとうございました」と笑顔で感謝。同じく試合後の取材でこれを聞いた甲斐も笑った後、真剣な表情でシーズンへ向けた準備の大切さを強調した。
「ピッチャーを助けるのもそうだし、自分にとっても大きい。共同作業でしっかりやっていきたい。(一塁けん制は)ああいったプレーも自分の中でチャレンジしていくことが大事。シーズンに入って戦うためのことをやっていかないといけない」
課題の打撃でも3回、スタンドには届かなかったが逆方向へ伸びた大きな右飛があった。今キャンプでは城島アドバイザーに捕手のことだけではなく打撃についても多くの助言をもらったといい、攻守で進化を目指している。「やるべきことは多い。バッテリーで話をして、いろんな準備をしていかないと。1年間戦うため、一つ一つを大事にしていきたい」と気を引き締めた。
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