2021/02/23 19:55
【練習試合】ソフトバンク3-2西武(23日・宮崎アイビースタジアム)
ソフトバンクのキャンプは総仕上げともいえる対外試合が始まりました。2年連続リーグ制覇、5年連続日本一を目指す王者の現状をTNC野球解説者の池田親興氏がスタンドから解説します。
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今年初の対外試合、相手は2年ぶりのリーグ優勝を目指す西武だ。ソフトバンクの2番手で登板したのはこの日A組に昇格したばかりの育成選手、大関。2回1安打無失点の好投を見せた2年目左腕が秘めた可能性に池田氏が注目した。
池田氏「スピードは142、43キロ。特別速くないけど、結構大きい体(185センチ、96キロ)で手足が長くて、でもテークバックが小さくて体をぴゅっと振ってくるので、スピードは速く感じるかもしれないね。それで打ちにいくと変化球がくる」
新たなスター候補に続いて、この日「1番二塁」で2安打2打点とアピールした周東に目を向けた。といっても、周東本人ではなくベンチ。塁に出ると聞こえて来る大きな声に心を奪われた理由は?
池田氏「どんなランナーが出てもそうだけど、特に足の速いランナー、盗塁の可能性があるとき、ベンチが集中しているとけん制が入ると”バック”という声がすごく聞こえる。ホークスは集中している選手が多いから、周東が一塁にいてけん制が入ると…」
そこでベンチの選手が一斉に「バーーック!!」
池田氏「ほらね(笑)」
続いて池田氏、イニングの合間にカメラマンにお願いした。「ベンチのコーチを抜いて(撮って)もらいたいんだけど」。そこにあった光景は?
池田氏「コーチの人って、攻撃の時は結構立ってる人多いんですけど、守備の時でもプレーボールがかかったら、小久保ヘッドをはじめコーチがみんな立ってる。いろんなプレーを見逃さない、アドバイスをすることも含め一番集中してるかもしれないですね」
プレーしている選手だけではない。随所にソフトバンクの強さが垣間えた対外試合初戦でした。
(TNC「ももスポ」23日オンエアより)
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