2021/02/19 20:00
【ソフトバンク紅白戦(19日)】
若手野手のアピールが目立つ中で、15年目の長谷川勇也外野手(36)が貫録の快音を連発した。
白組の「4番左翼」で出場。初回の第1打席は高橋礼、3回の第2打席は二保といずれも開幕ローテを狙う右腕から右前に適時打。5回はこの日最速155キロをマークした杉山から右前打、7回は奥村から内野ゴロを放ち三塁走者の周東を生還させた。
出場野手最多の3安打で適時打2本。「これからスイングはもっと変化していく、打球もそんなに上がっていない」と一喜一憂はしていない一方で、自らの現状を「やるべことはきっちりやっている段階」と冷静に受け止めている。
リハビリ中の柳田がマイペースで調整を続ける一方、復活を懸ける上林、2年目コンビの佐藤直や柳町が競うように結果を出している。同じ外野手として突き上げられる立場ながら、刺激があるかと問われた長谷川は「あまりない」と言い切った。
「僕は自分の技術を磨いていく、つくりあげていく。そうすれば試合に出たときに結果は出るのは当たり前だと思っている」
手術歴のある右足首の状態も良好で「ランニングもしっかりできているし、何よりスピード上がってきていることに自分でも手応えを感じている」という。常勝ソフトバンクを支える打撃職人はその姿と結果で若手に刺激を与え続けている。
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