2021/02/15 19:30
ソフトバンクのリチャード内野手(21)が”15日、我慢”の一発でアピールした。
今キャンプ初の紅白戦に出場。2回の第1打席、左腕大竹に追い込まれた後のスライダーをメイン球場左翼の場外へ運んだ。シート打撃に続いての一発となり、今キャンプで取り組んでいる力みないスイングで結果を出した。
育成選手から支配下を目指していた去年も注目される立場だったが、打撃に対する考え方は変わった「去年は思い切り、体を使って、腕を使って、首も力んでという感じで。今年はスパッ、サッという感じ。こんくらいで振ろう、5割くらいで振ろう〜みたいな」と独特の言い回しでゆったりしたスイングの感触を表現した。
考え方が変わったの背景にあるのが王会長の助言。もともと持っている規格外のパワーを結果につなげるための”脱力指南”だが、フルスイングで鍛えてきたリチャード本人の中にはまだ戸惑いもある様子だ。「慣れないです。もっと思い切り振りたいんですけど、王会長は『(打率)3割打てばいいんだから』と言われる。結果も出てるので」。信じて練習してきた結果が出ているだけに、これを継続してまずは1軍デビューにつなげる構えだ。
ソフトバンクは内野も外野もレギュラーのレベルが高く若手にとって奪うことは容易ではない。「枠が空いてるか数えたんですけど、外野とかもめっちゃ厳しい。爆発的な結果を残さないといけないと思っている。食らいついていかないと1軍には残れない」とまだまだ打ちまくってアピールする。
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