2021/02/15 09:55
ソフトバンクの上林誠知外野手(25)が14日、激しい競争が待つ外野の定位置争いに臨む決意を表明した。
15日に今キャンプ初の紅白戦が行われる予定。本格的なサバイバルを前に「このキャンプではやりたいことができている。普段通り、自分の野球ができれば負けない。気負わずにいきたい」と意気込んだ。
昨年は安打を打っても首をかしげることがあったと自覚するが、今春は表情が違う。「いい時はいいように捉えて、考えすぎないようにしている」と前向きになったことを強調し、その背景にある仙台育英高の恩師の言葉を明かした。
「オフに高校の監督(佐々木順一朗氏、現在は学法石川高監督)にあいさつに行った時に”心配かけちゃいけないよ”と言われた。心配をかけないように、行動も、表情も、心がけている」
1月の自主トレで米レッズの秋山に学んだことを実践し、キャンプでは小久保ヘッドの助言も受けながら振り込んでいる。その成果はシート打撃での快音連発に表れ、いよいよ紅白戦を迎える。
「監督(佐々木氏)には”夢の中にいるのに悩むなよ”と言ってもらった。プロ野球を夢見てやっている人がいっぱいいて、その中に自分はいる。夢を追ってやってきた人たちの分も頑張らないといけない」
高卒2年目の2015年にプロ初安打、さらにプロ初本塁打の満塁弾をマーク。17、18年と続けて規定打席をクリアしてレギュラーの座をつかんだかに見えたが、その後は故障と不振で失速した。夢の舞台でさらに輝くため、上林が勝負の8年目に臨む。
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