2021/02/09 14:45
ソフトバンクの二保旭投手(30)が「ストレート勝負」の決意を口にした。
第3クール初日の9日はブルペンで100球。今キャンプでは球数を投げ込む姿が目立つが、特に意識してはいないという。「第1クールはフォームを固めたいと思って数を投げたけど、こだわりはない。今日50球くらいと思っていたら変化球とかも投げて、結果的に増えただけ」と振り返った。
今キャンプのテーマには直球の精度アップを掲げる。投手の投球を球種別の割合で見た場合、多くの投手は直球が最多になる中で去年の二保はツーシームが最多。独特の軌道で球を動かし打者を惑わせてきた最大の武器だが、二保の中ではこの割合に”限界”があったと明かす。
「去年は真っすぐ自体を投げていない。(抑える)確率を考えて違う球を選択してしまい投げられなかったが、変化球だけでシーズンを投げ抜くのはきつい。真っすぐをもう一回、一からやり直して試合で使っていけるようになれば幅が広がるし、自分の中で近道になるのではないか」
初めて開幕ローテ入りした去年はすべて先発で12試合に登板して4勝5敗、防御率4.92。調子の波が激しく10月以降は登板機会がなかった。先発復帰を目指す高橋礼や新外国人などローテ争いの激しさが増す中、生き残りを懸ける13年目右腕は「真っすぐあっての変化球」と去年とは違う姿でアピールする。
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