2021/02/05 16:55
ソフトバンクの笠谷俊介投手(23)がキャンプ第2クール初日の5日、打撃投手として登板した後に”おかわりブルペン”で修正した。
左打者の川瀬に投げた24球のうち安打性の当たりが2本、右打者の川島には24球のうち安打性の当たりは3本。一方で、2人に対しいずれも半数以上がボール球でややコントロールに苦しんだ。
ボール球が増えた理由を「自分のタイミングで投げることを心がけているが、まだなかなかタイミングが合っていない」と説明。リリースポイントを意識しながらブルペンで40球ほど投げて確認した。
昨年は先発11試合、救援9試合、自己最多の計20試合に登板してプロ初を含む4勝。終盤は先発ローテの一角でリーグ優勝に貢献したが、コントロールに自信がなく1軍にいる間も「毎日不安があった」という。
日本シリーズでは出場有資格者入りしながらも登板機会はなく、シリーズ登板投手や日米の投手を動画も含めて研究。和田、千賀、OBの摂津氏、オリックス山本らの名前を列挙しながら「いいピッチャーは体重移動しているときに投げにいく。簡単にいえば足が着く前にトップの位置がしっかりしているピッチャーは球が強いし、コントロールがいい」と自分なりに分析した。
その感覚を形にするため、オフや自主トレでフォームを修正。現在は「今の投げ方にして、不安な要素は減った。はまったときはバシッといくので体の使い方は間違っていないのかなと思う」と手ごたえを得ている。
目標はローテで1年間投げての2桁勝利。「僕はメンタルが弱い。不安をなくすには練習しかない。ローテで1年間投げたい」と息巻いた。
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