TNCが検証報道を続けている、太宰府主婦暴行死事件の裁判員裁判で、被告の女と死亡した女性が訪れていたホストクラブの従業員らが、激しい暴行の様子を証言しました。
太宰府市の無職・山本美幸被告(42)と岸颯被告(25)は2019年10月、佐賀県の主婦・高畑瑠美さん(当時36)を監禁し、太ももをナイフや割り箸で突き刺したほか、木刀で叩くなどして死亡させた罪などに問われています。
4日に開かれた2回目の裁判員裁判には、山本被告の行きつけだったホストクラブの従業員らが出廷し、同席した瑠美さんに対する激しい暴行について生々しく証言しました。
▼ホストクラブ従業員
「山本さんがマイクで2回顔面を殴り、拳で顔を2、3回叩いていた。目の前にあった割り箸を瑠美さんの手の甲に突き刺したあと、割り箸をライターであぶってもう1度右手に突き刺した」
また、当日行動を共にしていた山本被告の息子も出廷し、岸被告も帰りの車中で瑠美さんの太ももに割り箸を突き刺していたなどと証言しました。
一方、山本・岸両被告はこれまでの裁判で、死に至るような暴行は一切していないと主張しています。