2021/02/03 19:30
ソフトバンクの小久保裕紀ヘッドコーチ(49)が3日、初めて指導するソフトバンクの若手と接して感じた「足りないもの」を指摘した。
工藤監督に任されている野手部門で選手にノルマとして課しているのは1日1000スイング。「振らないとうまくならない、それくらい振るんですよという意識づけはできたかなと思う」と第1クールを振り返った。
一方で、若手の練習する姿を見て気づいた点もあるという。それが「雰囲気」だ。
「(1000スイングの)目安は出したが、振っている姿的に主力選手にあるゾーンというか、ひとりの時間の大切さ、取り組み。そこが持てない若い選手が多い。柳田にしろ松田にしろ、練習で声をかけにくい雰囲気のときがある。長谷川もそう。そういう突き詰める姿が、若い選手にまだちょっとない」
自身の現役時代を振り返ると「意識はしていないけど、練習中、俺に話しかけてきたやつなんていない」という。練習の中で何が足りないかを考え、何かを習得するために突き詰めていけば、自然とそういう雰囲気になるものだと強調。その上で「やるべきことが分かっている人はそこへ入っていける。そこは自分で気付いて、感じてやっていくもの」と話した。
そうした気付きのきっかけを与えるため、小久保ヘッドは厳しくも温かい視線で若手に接していくつもりだ。「変化を自分で感じられたたときは次の意欲につながる。まずは(今キャンプを)完走すること。その先に変化が待っている。一緒に完走したい」と意気込んだ。
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