2021/02/02 20:15
ソフトバンクの松田宣浩内野手(37)が2日、宮崎キャンプの練習後に取材に応じ自らの現状を語った。
初体験の無観客キャンプに「違和感、寂しさはある」と吐露しながらも、1月の自主トレで走り込みを中心に追い込んできた成果が表れているという。「元気です。ばてることなくやれているので、よかった」と明るい声で強調した。
野手の世代交代が課題のソフトバンクで、今年の注目は「ポスト松田」となりうる若手の三塁手が出てくるかどうかだ。工藤監督が栗原の三塁挑戦を明言し、今キャンプではリチャードや増田がA組入りしているが、挑戦を受ける立場の松田の感想は「特にない」という。
「これまでやってきたことをやるだけ。これまでやってきたことを信じて、打って守って走って元気をだせば負けるわけがない。本人的には全く意識せず、自分の技術あげることしか考えていない。三塁争いよりギータ(柳田)とのホームラン争いが白熱している。あいつに追いつけ追い越せじゃないけど、チーム内競争が激しくなるようにバットを振っています」
自らがレギュラーをつかむ前に三塁を守っていたのが新任の小久保ヘッドコーチ。キャンプ2日目はその小久保ヘッドから初めてノックを受け、思いを新たにした様子だ。
ファンがいないだけにかえってグラウンドでの声も目立ち、今は「痛いところがない。改めて、元気になっている」とアピール。報道陣と距離を取りながら受けた取材の最後には、控えめながら「熱男〜」と笑顔を見せ「やっちゃった」とちゃめっ気たっぷりに笑った。
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