新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、人の密集を避けようと、樹齢600年を超える福岡県八女市の「黒木の大藤」では花の刈り取りが行われています。
八女市の国指定天然記念物「黒木の大藤」は樹齢およそ620年と言われ、今、見頃を迎えています。
新型コロナウイルスの影響で、例年行われている八女黒木大藤まつりは中止となりましたが、先週末は1日に1000人近くの人が訪れたため、八女市などは人の密集を避けようと花の刈り取りを決めました。
【記者】
「垂れ下がっている藤が刈り取られ、紫の花が下に広がっています」
神社にはおよそ3000平方メートルの藤棚があり、市の職員などが木を傷つけないよう1日かけて全てを刈り取るということです。
市の担当者は「見頃で刈り取るのは残念だが木の生育にはプラスになるので、来年を楽しみにしてほしい」と話していました。