福岡県水巻町で起きた強盗殺人事件の裁判で18日、罪に問われている被害女性の妹が、首を絞めたとする検察の指摘を否定し、改めて殺害を否認しました。
強盗殺人などの罪に問われているのは、住居不定・無職の辻和美被告(52)です。
起訴状によりますと辻被告は去年6月、知人の岡村恵美被告(47)と共謀し、水巻町の町営住宅で姉の辻つぐみさん(当時52)に催涙スプレーをかけたあと首を絞めて殺害し、通帳3冊を奪ったなどとされています。
18日は裁判所からの質問が行われ、辻被告は、ねじったポリ袋などで首を絞めて殺害したとされていることについて「猿ぐつわをしようとしたが、姉の口から出ていた血が付いたので、痛いなと思ってすぐにやめた」などと述べました。
さらに「袋が首に回った認識はないか」との問いに対しても「ありません」と答え、改めて殺害を否認しました。
19日は辻被告への求刑が行われ、判決は8月1日に言い渡されます。