福岡県内ではこれまでの大雨で地盤が緩んでいる所があり、少しの雨でも土砂災害が発生するおそれがあるとして、気象台が警戒を呼びかけています。
気象台によりますと対馬海峡付近に停滞する梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、九州北部地方では大気の状態が非常に不安定となっています。
降り始めからの雨量は久留米市や朝倉市などで200ミリを超えていて、16日正午までに予想されている県内の24時間降水量は多い所で100ミリとなっています。
一方、午前11時25分現在、大雨の影響で九州新幹線が熊本駅と鹿児島中央駅の間で始発から上下線とも運転を見合わせていることなどから、3連休最終日のJR博多駅は多くの人で混雑しています。
◆利用客
「今、『ゆふいんの森』に乗ろうとしたら運休になって、どうやって行こうか調べていました。とりあえず湯布院に着きたいよね。どうやって着こうか、それしか考えていない。調べています」
気象台は、15日の夕方にかけて土砂災害に警戒すると共に、15日夜にかけて落雷や竜巻などにも注意するよう呼びかけています。