12年前､福岡県久留米市の建設会社に手りゅう弾が投げ込まれた事件で､｢道仁会｣系の元組長の男ら3人が逮捕されました｡

爆発物取締罰則違反などの疑いで逮捕されたのは､久留米市の指定暴力団｢道仁会｣系の元組長･竹田隆容疑者(74)や元組員の田中俊行容疑者(45)など3人です｡




警察によりますと､竹田容疑者らは2012年2月､すでに死亡した男と共謀し､久留米市にある建設会社の1階の窓ｶﾞﾗｽを割り､手りゅう弾を投げ込むなどした疑いです｡

当時､出勤してきた従業員が安全ﾋﾟﾝが付いたままの手りゅう弾を発見｡

その後の鑑定で､殺傷能力を確認できたということです｡

この建設会社は当時､地元業者でつくる｢暴力団排除連絡協議会｣の幹事を務めていました｡

警察は､3人の認否を明らかにしていませんが､道仁会の組織的な犯行も視野に捜査を進めています｡