福岡市の小学校で､新型ｺﾛﾅｳｲﾙｽの法律上の位置付けが5類に引き下げられてから初となる運動会が開かれ､子供たちの元気な声が響き渡りました｡

4年ぶりに声出し応援が復活｡

孫の運動会を初めて見た来場者が涙を見せる場面もありました｡

20日､福岡市西区の愛宕小学校で開かれた運動会｡

今年は､熱中症などを予防するため､3学年ごとの2部制で開かれました｡

新型ｺﾛﾅの5類移行に伴い､今回大きく変化したのがｰ｡

<声援>
｢がんばれ〜!｣

4年ぶりとなる声出し応援の復活です｡

ﾏｽｸの着用は個人の判断に委ねられ､ｸﾞﾗｳﾝﾄﾞには子どもたちの元気な声が響き渡ります｡

<声援>
｢赤!赤!｣

力強い声援のもと行われた定番の｢大玉転がし｣やかわいらしいﾀﾞﾝｽも披露され､運動会を盛り上げました｡

▼5年生
｢声出しができたりして､応援ができるようになったのですごく楽しかったです｣

▼5年生
｢みんな笑顔が見られたりして(ﾏｽｸなしは)表情が分かるので､やる気が出たし楽しかったです｣

▼保護者
｢声を出して臨場感が伝わるので､めちゃめちゃいい思い出です｣

また､去年までは各家庭2人までしか運動会を見に来ることができませんでしたが､今年は保護者の人数制限がなくなりました｡

小学3年生の孫を持つ田辺ふみ子さん(72)｡

念願だった孫･一翔(かずま)くん(小学3年)の運動会に初めて参加するため､福岡県久留米市から駆け付けました｡

▼田辺ふみ子さん
｢人数制限がなくてﾎｯとして､楽しみできました｣

孫の成長ぶりをしっかりと目に焼き付け､特別な思いを感じていました｡

(応援しながら涙を流す田辺さん)

▼田辺ふみ子さん
Q.どんな涙?
｢うれし涙ですよ｣
Q生で見るのは違う?
｢違う､違う｡孫はかわいいから｡早くｺﾛﾅが終われば良いと思ってたけど､やっとこの日が来たけんね｣

そして､運動会終了後ｰ

▼田辺ふみ子さん
｢かっちゃん､よう頑張ったね｣

▼3年生　孫･一翔くん
｢応援に来てくれて元気がでました｡楽しかったです｣

ｺﾛﾅ禍前の光景が戻った運動会｡

ｸﾞﾗｳﾝﾄﾞには､子供たちの笑顔があふれていました｡