ｷｭｰﾊﾞ代表として東京五輪予選に出場するため一時離脱していたｿﾌﾄﾊﾞﾝｸのﾘﾊﾞﾝ･ﾓｲﾈﾛ投手(25)が4日､ﾁｰﾑ再合流後初めてｼｰﾄ打撃に登板した｡

　ﾌｧｰﾑの本拠地､ﾀﾏｽﾀ筑後のﾒｲﾝ球場で打者7人を相手に計37球｡最速151ｷﾛで2奪三振､被安打1､与四球3､与死球1だった｡雨中のためﾍﾞｰｽなど土の部分にはｼｰﾄがかけられ強めの風が吹きつけるｺﾝﾃﾞｨｼｮﾝの中で､ﾌｫｰﾑなどを確認しながら変化球もすべて投げた｡
　
　米大陸予選出場のため5月24日に離日し､6月8日に再来日｡同23日のﾁｰﾑ再合流後は2軍本隊ではなくﾘﾊﾋﾞﾘ組で調整していた｡五輪予選や移動などの負担を考えながらｺﾝﾃﾞｨｼｮﾝを上げてきており､ｼｰﾄ打撃を見守った倉野ﾌｧｰﾑ投手総括ｺｰﾁは｢順調にきている｡投げられたことが良かった｡制球は心配していない｣と話した｡

　今後は7月6日のｳｴｽﾀﾝ･ﾘｰｸﾞ阪神戦(甲子園)で実戦復帰する予定｡その後の状態に問題がなければ14日までの前半戦で1軍に復帰する可能性がある｡

(取材=大和拓未)