◇阪神6-1ソフトバンク(4日・甲子園)
ソフトバンクが甲子園で5年ぶりの黒星を喫し、今季交流戦はバンテリンドームナゴヤ、横浜スタジアム、甲子園と敵地では7戦連続勝ち星なし(0勝5敗2分け)となった。
開幕戦から唯一先発ローテを外れずに投げ続けている石川が6回5失点で今季4敗目、阪神戦はプロ入り後初黒星。同じももいろクローバーZのファンとして知られるルーキー佐藤輝との「モノノフ」対決では3打席で2安打を許し、そのうち6回は適時打で打点も献上した。
調子の上がらない打線は青柳を攻略できず7回まで無得点。0-5の8回に栗原が7号ソロを放ち1点を返すのが精いっぱいだった。3日のDeNA戦(横浜)で左太もも付近張りのため途中交代した打撃好調の牧原が出場選手登録抹消、代わって昇格した三森が1番に起用されたが5打数無安打に終わった。
チームの1試合平均得点は交流戦前のリーグ戦(48試合)での4・38から交流戦(10試合)で3・4と1点近く減少。交流戦は投手有利とされるとはいえ効果的な得点ができておらず、DH制のない敵地では最多が3点、1試合平均2点と苦しんでいる。
1分けを挟んで4連敗のソフトバンクは交流戦2勝6敗2分け。現在2位のリーグ戦では首位楽天とのゲーム差が2に拡大し、3位ロッテには0・5ゲーム差に迫られた。