◇DeNA4-3ソフトバンク(3日・横浜)
ソフトバンクが1点差負けで3連敗(1引き分けを挟む)。DeNA戦は2012年以来9年ぶりの負け越しとなった。
来日初登板の先発レイが初回に3ランを献上。いきなり苦しい展開に陥ったが、2回以降は立ち直り無失点で6回までたどり着いた。
援護したい打線は敵地での交流戦で初めてバレンティンがスタメン起用されたが、福岡県出身の2年目左腕・坂本を打てず6回まで無得点。それでも投手が代わった7回に松田が交流戦通算で歴代単独4位に浮上する48本目、DeNA戦はカード別最多の14本目となる3ランを放ち同点に追いついた。
しかしその直後、2番手の泉が大和に勝ち越し二塁打を献上。モイネロ、森が不在のブルペンで奮闘してきた右腕が痛恨の決勝点を許し、打線も8、9回は得点できないままゲームセットを迎えた。
2019年まで(昨年は交流戦なし)過去15度の交流戦で12球団最多の優勝8度、工藤監督は就任5年で4度の優勝を誇るなどソフトバンクにとって得意のはずの交流戦だが、今年は日程の半分を消化して2勝5敗2分け、DH制のない敵地ではいまだ0勝と苦しんでいる。最終的に勝率5割以下だったのは07年(11勝13敗)と13年(8勝13敗3分け)しかないが、残り3カードで巻き返せるか。