ソフトバンクは28日、入団2年目の左腕、大関友久投手(24)と支配下選手契約を結んだと発表した。同日午前に本拠地ペイペイドームで会見し「1軍で力を発揮できるようにやってきた。2年目でスタートラインに立てたなという気持ち」と決意を語った。
茨城・土浦湖北高、仙台大から育成ドラフト2位でソフトバンク入り。新人だった昨年は3軍が主戦場で2軍戦では5試合に登板して無失点だった。今春キャンプの途中からA組に抜てきされオープン戦5試合に登板したが結果を残せず開幕前の支配下登録は見送られていた。開幕後は2軍戦15試合で1勝1敗3セーブ、防御率1.66と好投。支配下入りへアピールを続けていた。
朗報が届いたのは27日夜。独特の低音ボイスがファンの間で「イケボ」と話題の左腕は会見で、連絡を受けた時の心境を「いつ呼ばれてもいいと思っていたので『きたか』という感じだった」と冷静な低音で明かした。今季2軍戦では基本は中継ぎで先発や抑えとしても起用されている。自らの役割について「ポジションがどこで(投げる)というよりもとにかくチームに貢献できるように、勝ちにつなげるようなピッチングをしたい」と意気込んだ。
新しい背番号は「42」。印象を問われ「好きな番号が”4”なのでうれしい」と笑った。新しいユニホームが届くまではこれまでの「122」でプレーするという。