◇中日3-3ソフトバンク(27日・バンテリンドームナゴヤ)
ソフトバンクは先制逃げ切りに失敗するも救援陣の無失点リレーで引き分けた。
中継ぎに回っていた笠谷が5月4日以来の先発マウンドへ。交流戦初先発で3回まで無失点と走者を出しながら粘ったが、4回につかまった。「先制点をもらったのに自分ひとりのせいで追いつかれてしまった。もっと大胆に攻めないといけなかった。本当に申し訳ない」。四球、四球で走者をため、木下拓に同点3ランを献上。ピンチを背負っても続投させていた工藤監督はここで諦め松本を投入した。
笠谷と入れ替わる形で先発から中継ぎへ回っている松本はこの回から6回までの計3イニングを無失点。7回からリーグ最多登板の嘉弥真、津森、泉とつなぎ、勝ちがなくなった9回は岩嵜が勝ち越しを許さず三者凡退で終えた。
ソフトバンクと中日はともに防御率がリーグ1位。この3連戦は初戦が2点差、2戦目が1点差、3戦目がドローといずれも接戦になったが、ソフトバンクは2敗1分けで交流戦で球団初の開幕3試合勝ちなしとなった。