左足首の靭帯損傷で離脱している千賀滉大投手(28)が25日、遠投を再開した。
筑後のファーム施設でサブ球場のグラウンドへ。天然芝の外野で負傷後初めてスパイクを履き、90メートルほどの距離での遠投に取り組んだ。肩や肘には問題ないため足を動かせない間もキャッチボールなど投げる練習は行なっていたが、初めての本格的な投球動作となった。
両ふくらはぎの状態不良で開幕に間に合わなかったエースは今季初登板だった4月6日の日本ハム戦(札幌ドーム)でプレー中に負傷。当初は捻挫の診断も、後日の再検査で靭帯損傷が判明した。負傷から3週間は患部をギプスで固定しトレーニングの種類が限られていた中、上半身を使ってのキャッチボールなどできる範囲の練習メニューをこなしていた。
負傷時の診断は復帰まで2〜3カ月。回復具合は当初の想定より早いとみられ、斉藤リハビリ担当コーチによると今週中にもジョギングを再開する可能性があるという。
(TNC「ももスポ」25日オンエア・YouTube「ももスポチャンネル」より/取材=大和拓未)