左足首の靭帯損傷で離脱中の千賀滉大投手(28)が18日、歩行練習を始めた。
筑後のファーム施設でリハビリ中のエースはこの日、自身のSNSに画像を投稿。チームが全員に支給している「俺を使え」の文字が入った練習用のTシャツを着用して歩く姿に「6週間ぶりの二足歩行!」の文字を載せ、ファンに報告している。
千賀は今季初登板だった4月6日の日本ハム戦(札幌ドーム)でプレー中に負傷。当初は捻挫の診断も、後日の再検査で靭帯損傷が判明した。リハビリ開始からしばらくは患部をギプスで固定していたためトレーニングの種類が限られたが、上半身を使ってのキャッチボールなどできる範囲のメニューで調整。負傷から約1カ月後に包帯、ギプスが外れ、今月12日に受けた定期検査で患部の順調な回復が確認されていたという。
ギプスが外れた後、これまで歩行時に付けていたクッション入りの防具は小さくなり、体重をかけて普通に歩行ができるようになった。練習でも足を地面に着けて取り組むメニューが増えていくとみられる。
ギプスが外れた際、千賀は「焦りはもうない。日々前進していることを実感している」と話していた。言葉通り、復帰へ向けて着実に前へ進んでいるようだ。