◇ソフトバンク1-4ロッテ(11日・ペイペイドーム)
打率リーグトップを誇る打線が沈黙したソフトバンクが5カード連続で初戦を落とし3位に転落した。
昨年4度の対戦で3連敗を喫していた二木からは今季開幕戦で5点を奪いKOしていたが、この日は攻略できず初回先頭の周東が安打を放った後は18人連続で安打なし。6回に牧原の適時打でようやく1点を奪ったものの、7回からハーマン、唐川、益田に抑え込まれ反撃できなかった。昨年まで2年連続で負け越しているロッテ戦は今季は開幕から4連勝しながらその後に3連敗となった。
中11日で先発の武田は前回登板に続き7回まで投げたが4回までの4失点が響き2敗目。投打がかみ合わず、今回のロッテ戦が2連戦のため6カード連続の勝ち越しなしも決まった。
この日は試合前からアクシデントに見舞われた。今2連戦はペイペイドームの屋根を開放する恒例のイベント「ルーフオープンシリーズ」として開催。屋根を開ける条件は「降水確率30%未満かつ風速8メートル以下」で昼時点の予報ではこの条件を満たしていたため開放していたものの、天候が急変して雨が降ってきた。あわてて閉じたが間に合わず、球団職員やスタッフがびしょ濡れになった座席や外野グラウンドの整備に追われた。
結局、試合でも屋根の開放は見送り。名物となった左翼席の人型ロボット「ペッパー」応援団も雨水でショートの恐れがあるため稼働せず、打線同様に”沈黙”した