左足首の靭帯損傷で離脱した千賀滉大投手(28)が筑後のファーム施設での練習を始めた。
両ふくらはぎ痛で開幕に間に合わなかったエースは6日の日本ハム戦(札幌ドーム)で今季初先発。期待通りに白星を挙げたが、6回途中にライナーを捕球した際に左足首をひねり転倒、病院で捻挫と診断された。福岡に戻った後に受けた9日の再検査で靭帯損傷と診断され、球団は復帰まで2、3カ月の見込みと発表した。
自宅での静養を続けていた千賀は17日に負傷後初めて筑後のファーム施設に姿を見せたといい、20日は初めてリハビリ組 のメンバーとともに体を動かした。負傷から2週間が経過したが左足首はギブスで固定されたままで、 体幹や肩まわりなど患部に負担のかからない部位を中心にトレーニングしたようだ。
千賀は2016年から5年連続で2桁勝利を挙げており先発ローテーションに定着して以降の長期離脱は初めて。代表選出が確実視されていた東京五輪への出場も絶望的となっている。
(取材=副田瑞樹)