◇オリックス7-2ソフトバンク(31日・京セラドーム大阪)
初めて開幕1軍入りしながらここまで登板機会のなかった高橋純が2年ぶりに登板した。
先発の大竹が大量失点し序盤で試合の大勢が決まり、田浦に続く3番手でマウンドへ。先頭の大城を空振り三振、続く紅林も10球粘られながらスライダーで空振り三振に仕留めた。7回まで2イニングを投げ3奪三振、パーフェクト投球だった。
県岐阜商高からドラフト1位で3球団競合の末に2016年入団。期待されながら芽が出ずにいたが、2019年に救援で45試合に登板してブレークした。先発転向を目指した昨年は右肩故障の影響で1軍登板なし。今春のキャンプもB組(2軍)で過ごしたがオープン戦終盤に1軍に呼ばれ好投し、滑り込みで開幕1軍切符をつかみとっていた。
2年ぶりの登板を終えた6年目右腕は「自分としての開幕だったので力が入った。どんな場面でも結果を残していかなければいけない立場なので今日のような投球を続けていきたい」と改めて決意。降板後に工藤監督からアドバイスを受けたことも明かし「明日の練習から取り組んでいきたい」と意欲をみなぎらせた。