◇ソフトバンク8-2ロッテ(26日・ペイペイドーム)
オープン戦で打率1割台と苦しみながらスタメン起用された栗原が2安打を放った。
「7番右翼」で出場。2回1死の今季初打席は一ゴロに倒れたが、2打席目の5回先頭で二塁打。8回は2死一、二塁で中越えに2点二塁打を放ち、昨年リーグ5位の得点圏打率を記録した勝負強さを発揮した。
サヨナラ打を放った昨年の開幕戦に続いて打点をマークする好発進。もっとも、最後まで右翼で開幕スタメンを争いながら1軍メンバーに入れなかった上林が2軍で取って代わる準備をしているなど、気を抜ける状況にはないのも事実だ。最初の1試合が終わっただけで油断はできないとばかりに、開幕戦勝利セレモニーが終わり観客が帰った後にグラウンドに出てきて素振りを始めた。
右翼の一番深い位置へ向かうと、フォームを確認するようにスイングしながら一歩ずつ左翼方向へ移動。チームの練習着として支給され、黒地で胸の部分に「俺を使え」と記されたTシャツの文言通り、この先もスタメンで起用され続けるために黙々と汗を流していた。