東京五輪柔道女子78キロ超級代表の素根輝(そね・あきら=20)が11日、来月から社会人の強豪パーク24に入社するとともに日大に入学することを発表した。
福岡県久留米市出身の素根は2019年8月に世界選手権で初優勝。同11月のグランドスラム(GS)大阪大会も制し、柔道の東京五輪日本代表第1号となった。在学していた環太平洋大を昨年7月に退学し、今後の活動拠点が注目されていた。
オンライン取材に応じた素根は「東京が拠点なので出稽古先が多く、鍛えられる。強くなるための環境が整っている」と入社を決めた理由を説明。日大で学生生活を送りながら、金メダル有力候補として出場する東京五輪に臨むことになる。
無所属のまま約1年4カ月ぶりの実戦となった今月のGSタシケント大会では4試合オール一本勝ちで優勝。「まだまだ甘い部分、課題はたくさん見つかったが、久々の試合で優勝できたのは良かった」と振り返った。