【練習試合】ソフトバンク10-0オリックス(28日・宮崎アイビースタジアム)
キャンプ地宮崎で最後の練習試合で育成右腕、重田倫明投手(24)が好投した。
5回から登板して2回無失点。5回1死から連打で一、二塁のピンチを招いたが投ゴロ、二ゴロで切り抜け、イニングまたぎの6回は三者凡退に抑えた。
国士舘大では故障の影響もあり登板は2試合しかなかったもののプロ入りして成長。昨年は主に3軍戦で好結果を残し、2軍戦でも登板した。今春の宮崎キャンプはB組で過ごし、打ち上げた後の”最後の最後”にチャンスを得てアピールに成功した。
重田は「しっかり腕を振って横幅を使う意識で臨み、インコース、アウトコースに投げきることができ、自分の持ち味を出すことができた。緊張はしたが、バッターを抑えるという気持ちの持ち方も良かったと思う」とコメント。育成選手の契約は3年が一区切りだけに「支配下になり1軍の戦力となれるよう、結果を求めてやっていきたい」と意気込んだ。
ソフトバンクの育成では2年目左腕の大関もキャンプ途中にA組に昇格し、好投を続けている。開幕まで1カ月足らず。昨年3月に支配下登録を勝ち取った尾形、リチャードに続き、今年も支配下入り選手が誕生するか注目される。