2021/02/26 17:45
ソフトバンクは26日、宮崎・生目の杜運動公園で1日から行っていた春季キャンプを打ち上げた。
投手で千賀、東浜、野手で柳田、今宮らがコンディション不良のため主力のA組で打ち上げを迎えられないまま終了。工藤監督は「自主トレでうまくいかなかった選手、復帰していない選手もいる。これからそういうところも整備していい開幕を迎えられたら」と今後に目を向けた。
一方で、開幕1軍入りするメンバーではないものの話題を集めたのがB組でスタートした高校生ルーキーだ。ドラフト1位の井上、3位の牧原巧はキャンプ中盤に”1日体験”でA組のシート打撃に参加。思い切りのいいスイングで首脳陣にアピールした。
工藤監督は「近年はなかなか、キャンプ(の練習)についていくのもまままらない選手が増えた中、あの2人を含め、(昨秋の)ドラフトで取った選手はついてきているとの評価を(ファームの首脳陣から)いただいている」とうれしそう。話はこれだけにとどまらず、今後の可能性についても言及。「伸びしろ、あとは技術がプロのスピードについていけるようになれば、1軍の昇格も近くなってくる。試合に出ながら慣れていってほしい」と話した。
ソフトバンクとなって高卒1年目の野手が1軍に昇格したのは2011年の山下斐紹、19年の野村大樹ら数えるほど。山下の1年目は昇格のみ(初出場は3年目)で、デビューした例となるともっと少ない。常に優勝を争い、レベルの高い野手がそろうソフトバンクの中で、高卒ルーキーたちがどうアピールするか、注目の存在となりそうだ。
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