2021/02/26 14:35
ソフトバンクの開幕投手に決まった石川柊太投手が”重圧”をかけられていることを明かした。自身初となる大役そのものについては「実感がない」としながらも、柳田に掛けられた言葉がプレッシャーになっているという。その言葉とは? 昨年は投手2冠とスピードアップ賞を獲得、さらなる活躍が期待される右腕をTNCテレビ西日本「ももスポ」のMCを務める吉川貴司がオンラインインタビューで直撃した。
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ー開幕投手内定、おめでとうございます。
石川 ありがとうございます。
ー実感が湧いてきたのでは。
石川 いや、そんなに。
ー工藤監督から開幕投手を通達される際に「何かやらかしたかな」と思ったそうですが、心当たりが?
石川 いや、心当たりがあったわけではないんですが…。がっつり怒られるんじゃなくて、何か話があるのかな、ノート持っていこうかなと思って。でもマネジャーさんに呼ばれて、マネジャーさんも一緒に(工藤監督の部屋へ)ついていくみたいになって。あれっ、怒られる時ってそんな感じじゃないよな? みたいな感じでした。
ーそれはびっくりでしたね(笑)。通達されて、誰かに連絡は?
石川 してないですね。
ー誰にも?
石川 はい。自分の中で開幕投手っていうイメージが、こう、周りとギャップがあるのかなというところはありますが。
ーそうなんですか?
石川 言い方は良くないかもしれないけど、一番最初に投げる人みたいな感覚。すごさとか、そういうのも含めて、実感がないというのが正直なところです。
ー千賀投手とはどういう話を?
石川 千賀は報道で知ったみたいで。「言ってよ」みたいなことを言ってました(笑)。
ー開幕投手経験のある千賀投手から何かアドバイスなどはあったのでしょうか?
石川 特にないです。分かんないけど、開幕投手だから特別なこと、こうしたらいいとか、そういうのはあまり。スタッフの方からは「おめでとう」とか言われるんですが、選手目線でいうといつも通り。「誰だって(最初に投げるときが)開幕だし」みたいな話をしますね。柳田さんにも「いつも通りスピーディーに」って。「開幕から試合が早いのは助かるわー」みたいな感じで言われて、そういうプレッシャーはありますけど(笑)。
ーまめの影響で18日を最後にブルペンに入らなかった(25日にブルペン投球再開)。開幕までの調整は?
石川 逆算して、ここで投げていけばと考えてやっています。(初めて開幕ローテ入りした)去年のイメージがあるので、登板間隔とかは逆算して考えています。
ーキャンプで取り組んできたことは。
石川 フィジカル的な強化というか、去年やってきたことの延長で。
ー手応えはどうですか。
石川 最初らへんは全然よくなくて、去年の感覚とも違って手応えもないなと思っていたんですが、最近は出てきました。まだ試合で投げていないから手応えになるかどうかは分からないんですが。
ーまめ以外に、けがとか体の面で気になるところはありますか?
石川 今のところは特に。今あったらやばいです。
ー去年は最多勝、勝率第1位の2冠にスピードアップ賞も獲得。今年も期待される立場ですが、プレッシャーは。
石川 いや、そんな、プレッシャーがかかるから頑張るとか、そういうのはないので。
ー改めて今シーズンへの意気込みを。
石川 開幕投手を任されて、まず最初に投げるのが自分。周りの期待があるのは間違いないですが、普段からファンの期待、思い、そういうものを背負ってやっているつもりです。それを今まで以上に出すとかいうのは自分的には違う感覚かなと。今までと変わらず、思いを力に変えて、まずは開幕戦を勝つという強い気持ちで頑張ります。
(TNC「ももスポ」25日オンエアより)
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