2021/02/18 19:40
ソフトバンクの工藤監督が第5クール初日の18日、チームが欲する右打者の台頭を期待した。
19、20日に紅白戦があり、次クールからは対外試合がスタートする。投打で本格化する生き残り競争を前に、工藤監督はここまでアピールが目立つ野手の中でも「右」に注目した。
「右のバッターは期待しますよ。代打(が必要)だったり、相手投手の左も多くなってきている。うちは(投手の)右も左もあまり苦にしないバッターはいますけど、相手が嫌がるんだったら(そこを)考えた上でメンバーを決めたいところもあるので」
チームの主力日本選手で右打者は松田、今宮、甲斐、川島ら。本塁打数のチーム上位は柳田、松田が競う構図が続いてきたが、昨年は松田の調子が上がらず6年ぶりに20本に届かなかった。ポジション別では外野を守る主力に柳田、中村晃、栗原、長谷川、上林ら左打者が並び、今キャンプの実戦で結果を出してアピールしている2年目の柳町も左打者。右の強打者はデスパイネ、グラシアルの両外国人に頼っているのが現状といえる。
その意味で注目の存在は内野手のリチャード、外野手ではドラフト1位で入団して2年目の佐藤だ。佐藤はキャンプに入り小久保ヘッドの指導で手応えを口にしており、開幕1軍切符をつかめる注目される。工藤監督は個別の名前を挙げるのは控えた上で「右の人がしっかり結果を残して、迷わせてくれないといけない。若い子たちが結果を残すことで(1軍メンバー絞り込みを)大いに悩ませてほしい」とアピール合戦を促した。
最新の福岡のニュース