2021/02/18 15:50
ソフトバンクの宮崎春季キャンプは18日から第5クールが始まり、主力が練習するA組(1軍)に野村大樹内野手(20)、水谷瞬外野手(19)が合流した。19、20日に紅白戦、次クールからは対外試合がスタート。1軍生き残りをかけたサバイバルでアピールするチャンスを得た。
東京・早実高で1学年上の清宮幸太郎(現日本ハム)の後の4番を打つなど活躍した野村はドラフト3位で入団。1年目の19年シーズン終盤に初昇格、プロ初打席でいきなり初安打を放ち注目された。2年目の昨年は1軍出場がなかったが、将来を期待される三塁手候補の一人だ。
合流初日のフリー打撃では49スイングで安打性の当たりが15本、柵越え1本。練習中には同じ右打ちの小久保ヘッドに身振り手振りで指導を受ける場面もあった。
小久保ヘッドにスイングする際の膝の使い方などを指摘されたという野村は、1年目の1軍昇格を振り返り「あのとき上げていただいたのとは違う意味がある」と強調。A組昇格に決意を新たにした様子で「1年目は3軍、2年目は2軍で最後まで出していただいた。今年こそ1軍でという思いは強い」と息巻いた。
意識するのは1学年上の同じ内野手で兄貴分として慕うリチャードだ。A組スタートの大砲候補はシート打撃、紅白戦でそれぞれアーチを放ちこのキャンプの話題をさらっている。「いつも一緒にいたリチャードさんがアピールしている。負けていられない」と目を輝かせた。
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