2021/02/11 19:30
ソフトバンクの甲斐拓也捕手(28)が11日、球団OBでもある野村克也さんの命日に思いを新たにした。
野村さんは昨年2月11日に死去。南海時代に野村さんがつけた背番号19を受け継いで1年目だった甲斐は、生前の助言に改めて感謝しながら「何とか自分の中でいい結果をと思ったシーズンに優勝できてよかった。また優勝を目指して、恥ずかしくない姿を見せていきたい」と誓った。
思うような結果が出ず批判の声も耳に届いていた昨年、城島球団会長付特別アドバイザーに「そこまでのレベルにきているからこそ見えるもの」などの助言をもらい救われると同時に、野村さんの言葉も支えになったという。
「自分で言うのもおかしいし、あまり言いたくはないけど」と前置きした上で、甲斐が明かした言葉は<無視、称賛、非難>だ。
これは野村さんがことあるごとに口にしていた人材育成における三段階で、組織論としてさまざまな場面で取り上げられる言葉でもある。甲斐は悩み苦しむ中でこの言葉の意味を自分なりにかみしめていたそうだ。
5年連続日本一を目指すチームをけん引する不動の正捕手。特別な日に「19をつけて、恥ずかしくない姿を」と改めて誓った。
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