2021/02/11 17:40
ソフトバンクのドラフト3位ルーキー牧原巧汰捕手(18)が11日、主力のA組に初めて合流し1軍のレベルを体感した。
ウオーミングアップからのメニューをこなすうちに緊張がほぐれたといい、先輩たちに負けじと声を出して練習。「すごい楽しくて、すごい勝手に声が出ちゃうというか、そういう雰囲気。いい雰囲気」とうれしそうに振り返った。
見せ場は午後のシート打撃。「初球から積極的にいこうというのはキャンプの目標として意識づけしていた」との言葉通り、3打席目で杉山の初球149キロを振り切って左前へ運んだ。王会長や小久保ヘッドから「しっかり振れ。それを崩さないように」と言葉をもらったといい、感激の面持ちだった。
収穫は安打だけではない。1打席目では左中間への当たりが中飛となった。「打った瞬間に長打だと思ったらセンターの人の足が速くて。高校野球なら真っ二つ」と驚き、守護神の森とバッテリーを組んだ際は投球練習で受けたボールのキレに仰天。ワンバウンドの球を止めるなど見せ場もあった中で「すごいという言葉しか出てこない」とここでも感激しきりだ。
ドラフト1位の井上とともに企画されたA組体験はこの日だけの予定。短い時間の中でインパクトを残した18歳は「A組とはこういうところなんだなと感じられた。きょうの1日を忘れないで、またここへ帰ってこられるように」と声を弾ませた。
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