2021/02/08 23:50
ソフトバンクの川瀬晃内野手(23)が「故障覚悟」で今キャンプに臨む胸の内を明かした。
昨年は出場機会を大幅に増やし6年目で最多の70試合に出場。今宮の途中離脱もあり遊撃で40試合に先発した。今キャンプは「今宮超え」を目指してA組でスタートしたが、その今宮は両ふくらはぎのコンディション不良で第1クール中にリハビリ組へ移った。
「今宮さんがリハビリだからじゃなくて、2021年はショートのレギュラーをとるという強い気持ちはずっと持ち続けている」
昨年の悔しさが原動力だ。出場機会が増えた一方で、打撃、守備で自らの現在地を思い知らされた。「去年はたくさん経験させてもらって、たくさん失敗した。二度とそういう失敗はしない。僕的には”無理するな”と言われてもやるのがキャンプだと思っている。もちろんケアもするし、けがをしたらダメだけど、そのくらいの気持ちでやっていかないといけない」
球団発表のプロフィルでは身長175センチ、体重69キロ。もっとも現在はオフのトレーニングで増量しているようで、その成果を「筋肉量が増えて打球が飛ぶ」と実感している。ただし悩みはシーズン中に体重が落ちてしまうこと。「できるだけキープできるように」と意識しながらシーズンに備えている。
今宮不在の今キャンプは守備練習で遊撃を1人で守るケースもある。その緊張感の中で「ずっと守れるように」との思いを強くする。
「年に重ねるにつれて下(後輩)も入ってくる。でも、下を見ていたらうまくならんない。上を見てやっていきたい」と決意を口にした。
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