今回ご紹介するのは、昭和の歌姫・美空ひばりさんの伝説飯です。
東京都渋谷区、恵比寿駅の近くにある「キッチン ボン」。
美空ひばりさんがこよなく愛し、今も数多くの芸能人が通うというお店です。
店内にはひばりさんから贈られた品々が
さて、店内に入ってみると、そこかしこにひばりさんを感じる品々が残っています。
お店の名物はこのボルシチ。
旧ロシア帝国の宮廷に伝わる調理法で作られるまさに本場の味で、
ひばりさんがこの店に通うきっかけとなったのも、このボルシチだったそうです。
ボルシチは創業以来"つぎたし"て作っている
お店を経営する須田さん夫婦にひばりさんとの思い出を伺いました。
Q.ひばりさんが初めて来店されたのは?
須田さん:ひばりさんが二十歳くらいのころです。出演していた映画のプロデューサーが差し入れた、うちのボルシチを気に入ってご来店していただけるようになりました。
ひばりさんとの思い出を語ってくれた須田さん夫婦
当時はまだ須田さんのご両親が中心となって店を切り盛りしていて、ひばりさんは須田さんの両親を「パパ・ママ」と呼んで慕っていたといいます。
須田さん:母は江戸っ子でズバズバと物を言う性格でした。そんな母の性格をひばりさんが気にいってくださったんだと思う。父と母からは「ひばりさんに対してはどんな無理でも聞くように」と言われていました。
どんな無理をきいたのか?乞うご期待!
店と客という立場を超えて、深い関係で結ばれていたキッチン ボンとひばりさん。
その絆の深さを感じることができる“あるエピソード”が放送では登場します。ぜひご期待ください。