東京の演劇界で注目されている芝居「ドブ恋」。「天神親不孝通り」に舞台を移して映像化しました。
今を生きる若者達のリアルな生態を描いたちょっとエロチックでほんのり切ない恋愛オムニバスです。
原作 |
金沢知樹 |
---|---|
演出 |
有川崇(アルファグリッド) |
ナビゲーター |
斎藤工 |
テーマソング |
MADE IN HEPBURN 「TOUCH」2016年結成、2017年配信限定のシングル「Malibu」がスマッシュヒット後、タワーレコード限定でEP「YELLOW」を全国リリース。 |
第4話で登場したノゾミとマサルのカップル。ミュージシャンとして成功しようとするマサルを支え続けたノゾミだったが、遂に一緒に住んでいた部屋から去ってしまった。付き合ってきた3年半を振りかえり…改めてノゾミの存在の大きさに愕然とするマサル。
時間が二人の間を虫食いのように蝕んでいったのか?ノゾミが疲れるには充分な時間だった。そんな2人の「ドブ恋」の結末は…
夜。サオリが一人、部屋でノートPCに向かい、スカイプ通話で会話をしている。トモヤも1人PCに向かってサオリに話しかけている。トモヤは、福岡から東京に転勤し、サオリとは結婚を前提とした遠距離恋愛を続けている。仕事終わりでサオリとPCを通して、その日1日の他愛のない話をするのが唯一の楽しみなのだ。今日は、サオリの様子が怪しい。画面から時折、突然消えてしまうのだ…サオリに見知らぬ人の手が絡まっているのが見えたりもする。怪奇現象か?気が気でないトモヤが知った真実とは…
会社の同僚の女性3人。エミの家で部屋飲みしている。後輩のアヤノが、買いだしに出ている最中、エミとユカリの話題は、エミの「不倫」の話。社内の男性・武田との関係が進展もしなければ、破局するわけでもない。エミも最近は惰性で武田との関係を継続している。そこに後輩のユカリが帰ってきた…帰るやいなや「恋ばな」が始まった。最近彼氏と別れたが原因は、別に好きな人が出来て、付き合い始めたかららしいのだ。話を詰めていくと ユカリの新しい彼氏は、妻子持ちで社内の「武田」という男というのだ。
親不孝通りのワンルームマンションの一室。朝の日差しが眩い。下着姿のノゾミとマサルが争っている。浮気をしているに違いないと確信しているノゾミがマサルの携帯電話の暗証番号を教えろと騒いでいるのだ。定職にもついていないマサルは決定的な証拠を握られたくない。手練手管で誤魔化そうとするが、マサルはノゾミの追求から逃げのびることができるのか?とはいえ、なんだかんだで仲が良いノゾミとマサル。これも「ドブ恋」なのかも…
カナを初めて部屋に迎え入れたユウキ。部屋の中で、雰囲気は盛り上がりお互いに抱きしめたり、キスしようとしたり…でも、なかなかキスを許さないカナ。
なにやら、話があるというのだ。よくよくユウキが話を聞いてみると…傍らから水筒を取り出すカナの様子が怪しい。荒れた肌に効く水らしい。しかも、NASAが密かに開発した浄水器も勧めてくる…キスがしたいユウキ、好きだからこそと、浄水器を売りつけようとするカナ。
ところが…ユウキには隠された本性があった
ゴーダは、シュンのバイト先の店長。シュンの親友、ケンジはリサとの結婚式を控えている。シュンとリサ、ケンジの3人でゴーダに結婚式の相談に来ている。シュンとカップル2人が結婚の話で盛り上がっているが、もともと、シュンとリサはセックスフレンドだったらしい。そして、ケンジとシュンは親友同士。その関係性が、ゴーダには腑に落ちない。ゴーダは、3人と話せば話すほど、ドンドン腑に落ちなくなってくる…
ケンタが部屋でヤケ酒を飲んでいるようだ。ケンタの携帯が鳴り、3時間前に別れたばかりのユカリが、部屋に置き忘れたネックレスを取りに来たいというのだ。電話を切った後、部屋に入ってきたユカリ。雨でもないのに、なぜか髪が濡れている…風呂に入ったばかりという。ネックレスを渡そうとするケンタはなんとか、ユカリの気持ちを取り戻せないか?抱きしめたり謝ったり…ところが、ユカリの返事は「もう、遅いよ」空白の3時間でユカリの身に何が起きたのか?